心があったかくなるっていいよね [思うこと]
ゴールデンウィーク中、いつもより映画を観た。
映画にはまったく詳しくなくて普段もあまり観ない。
映画館に行くのは数年に一度…
良いなぁと思ったのは「日日是好日」と「かもめ食堂」。
観ようと思って観たのではなく、夕食どきのBGMといった感じで流していた。
でも、どちらの作品にも引き込まれていった。たぶん好みの映画なのだろう。
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日日是好日は、樹木希林さん、黒木華さん、多部未華子さんの共演。
華ちゃんと多部ちゃんが演じる2人の少女の成長を瑞々しく描いている。
希林さんは2人のお茶の先生。
大きく包み込む優しい先生が、私が以前習っていた生け花の先生と重なった。
もう一人、華ちゃんのお父さん役の鶴見辰吾さん。
最初は「チコちゃんの人だー!」なんて言ってみていたがこのお父さんが実に良い…
昔から、何故か「父と娘の物語」には弱い。じーんとしながら観た。
華ちゃんの成長を自分に重ねたのかもしれない。
嫌々始めたお茶のお稽古を それでも続け、あるとき「日日是好日」の本当の意味がわかる。
今思い出しても涙が滲む。もう一度みたい、と思っている。
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かもめ食堂は群ようこさん原作の小説を映画化。
存在は知っていたが小説を読んだことも映画を観たこともなかった。
主人公は小林聡美さん。
周りを固める片桐はいりさん、もたいまさこさんと一緒に穏やかでユニークな雰囲気を作りだしている。
映像がとっても素敵。北欧らしいオシャレなインテリアや雑貨も目を引く。
大きな波乱はないが、名言がいろいろ飛び出す。
「誰かに淹れてもらったコーヒーは美味しい」「誰かが握ってくれたおにぎりは美味しい。」
温かい、人と人との触れ合いを感じた。
淡々と進んでいく物語なだけに、誰かが発する一言が胸に沁みる…
ホッとしたいときに、また観たいと思っている。
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