子どもたちの未来 [思うこと]
この時期になるといつも卒業をテーマにした記事を書いてしまう…
塾で小学生を教えている。
今年も卒業の季節がやってきた。
子どもたちの授業の様子や学習の進度を定期的に保護者に伝えている。
連絡ノートのようなもので、保護者の方も返事(自宅の学習の様子や要望など)を書いて返してくれる。
今月小学校を卒業したRちゃんは4年生の春から3年間通ってくれた。
大人っぽくてあまり話す子ではないが、勉強にスポーツにとても頑張っていた。
Rちゃんへのノートに、お母さんから
「先生に教えてもらえて本当に良かったです。中学になってからも先生に教えてもらいたい。
今までありがとうございました。これからもよろしくお願いします。」
というお返事があった。
Rちゃんは中学に行ってもうちの塾に通う予定だ。
Rちゃんの授業は今週の土曜日が最後。
ノートに私が最後のコメントを書いてRちゃんに渡して終了となる。
今の仕事を始めて5年目になるが、たまに親御さんからこのように言っていただくことがある。
教育の経験などなく手探りで始めた仕事だが、自分なりに頑張ってきた私にはこの上ないご褒美だ。
今の職場で初めに研修を受けたとき、「勉強を教えることはもちろん大事だが、子どもに“生き方”を教えるのも大切な仕事。挨拶ができなかった子がきちんと挨拶できるようになった、一言も喋らなかった子が友達ができてお話もできるようになった、そういうこともとても大切です」と言われた。
それから、その子その子に合った対応を心がけるようにした。
勉強をしたくて来てる子、勉強したくないけど無理やり連れてこられて来てる子。様々だ。
教室が少しでも居心地のいい場所になれるように、自分なりに工夫してきた。
最後まで心が通じなかったな…と思うこともある。
でも とても嬉しい体験をさせてもらうこともある。
本当に感謝だ。
「小学生から塾なんかに通わされて可哀相」
このような意見はよく聞く。確かに可哀相な子もいる。
でもわたしは子どもの頃勉強が好きだった。
外で遊ぶより家で読書をしたり、お手紙を書いたりして過ごす方が好きだった。
その頃クラスにはものすごいいじめっ子(女子)がいて、いい成績を取るといじめられた。
中学生のときは闘病しながら勉強した。
体のことを考えて行きたかった高校には行けなかった(通学が大変だった)
今からでももちろん「勉強」はできる。
でも10代のときに勉学に励むというのは全然違うのだ。
子どもたちには大いに勉強してほしい。
社会の大切なことも学んでいってほしい。
目の前に壁が立ちはだかっても、乗り越えていける人になってほしい。
悩みながらも大人になって、幸せになってほしい。
子どもたちの未来に幸あれ\(^o^)/
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