2020年8月21日金曜日

夕方仕事から帰ると 家じゅうにウン&チッコが散らばっていた。

もうトイレもできないのか…。



シマの呼吸が早い、ということは前に書きましたが

起き上がることもままならず 

ゴハンやお水も口元に持って行って与える、ということが続いていました。

もって数日かも…と 実は覚悟をしていました。



シマはリビングの入り口にうつぶせになっていた。お尻の近くにはウンもある。

両手をくの字に曲げ、見たこともない姿勢。

ハァハァと口で呼吸し その口元は緩み舌がだらんとはみ出していた。


シマが死んじゃう…!


その時が来たんだ、と思った。

シマを抱きしめ「死なないで」と泣き叫ぶ

涙がとめどなく溢れコンタクトレンズが両目から流れ落ちた。

時折、シマの手脚がビクビクッと動く。苦しそうな声。

そうだ、病院…!もしかしたら助かるかもしれない。



経過観察のため、次の日曜日(この日の明後日)に予約は入っていました。

呼吸が早くて辛そうなのも、その時に話そうと思っていました。

少しでも楽にならないか と…。

でもこの予約日を待っていたのが仇になったのです。



とにかく電話。1回目は話し中。

少し待ってまたかける。いつもの看護師さん。

シマの様子を伝えると 先生から「すぐに連れてきてください」と。

転がるように連れて行った。

バカみたいに号泣していた自分をぶん殴りたくなった。


病院に着くと幸い他の患者さんはいなく、すぐに診察室に通された。

点滴のための針をさす。ついでに採血。体重は6.1kg。500gくらい減っていた。

レントゲン。「胸水が溜まっていますね。抜きましょう」

胸に針を刺して水を吸い取る。

そのうちだんだんと顔に生気が戻ってきた。


胸水が肺を圧迫し呼吸ができなくなっていたとのこと。

脚に力が入らず排便などができなかったのもそのせいだろうと。

あと血糖値が35mg/dLまで下がっていた。低血糖だ。

ぐったりしていたのはこれも原因だろうと。


血糖値を随時チェックしたいのと、点滴(抗生物質やブドウ糖)の必要があるので

この日は一晩病院に泊まることに。

とりあえず一命はとりとめた。よかった…ほんとによかった…;;;;


帰ってきてゴハンを食べるシマ

次の日の土曜日。シマが帰ってきた。

まだぐったりしていて元気がない。食欲もあまり…

死ぬところだったんだからしょうがないよね。

でもハァハァ苦しそうなのはなくなった。動くとちょっと呼吸が荒くなるけどね。

日曜日、月曜日(今日)も同じような感じ。お腹が痛いのか?抱っこするとすごく鳴く。

後ろ足もまだちょっとガクガクしている。

けど、トイレには行けるようになったしベッドにも自分で乗る。

今日はこれからまた病院に連れて行くことになっている。可哀相だけど…


もっと早く連れて行けばよかったね。ゴメン…


今回、切実に…  

心配のしすぎはよくないけど

自分で「こうなんじゃないか」って決めつけて

諦めてしまうのが一番よくないと思いました。

あのまま病院に連れて行かずシマにもしものことがあったら、

きっと一生後悔していたと思います。